高性能のままでコストダウン

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建築費を大切に使うタイム・イズ・マネー

エーアンでは、高品質を保持したままコストダウンをという思いから、CPM(クリティカル・パス・メソッド=限界工程管理手法)という現場管理手法を取り入れている。

CPM(クリティカル・パス・メソッド=限界工程管理手法)は、住宅の建設費がどこにどう使われるか明確にし、ムダ使いをなくす現場管理の手法のこと。

住宅の建設費は、木材・設備などの材料費、大工さんなどの労務費、工務店の諸経費(営業費・現場管理費。利益など)も分けられる。 しかし材料費は、「材工」といって材料と工事費が一体になっているものも多く、見積書にその材料と工事費の項目が載っていても実際の現場がその通りだとは限らない。
また、大工さんの労務費も「坪請け」といって、家1棟を建設するのに便宜的に1坪当たり何人掛かるかという経験則を持ち出してやっているのがほとんどだ。
たとえば1坪3人工(にんく)かかると言う意味。延べ床面積が40坪の家であれば、1坪3人工かかるので、完成するには総勢120人の大工さんが必要になる。
1日1人2万円の労務費とするとこれだけ240万円になる。これまでの住宅建設費の労務費というのはざっとこのような経験則で計算されているのがほとんどであった。

建築費を大切に使うタイム・イズ・マネーイメージ

CPMで行う住宅建設は、こうしたあいまいな「材工」や労務費を明確にして工事進行を管理。
住宅の品質を落とさずムダをなくすことを可能にしたものだ。
その基本は時間と物のコストをはっきり分けたこと。そうすると住宅建設は、建築材料以外はすべて時間的コストであることが明らかになる。住宅の品質に関係なく時間が掛かればかかるほどコストが上がるのだ。
逆にいえば、お客様の大切な予算を有効に使うためには工期短縮が絶対必要ということ。

つまり「タイム・イズ・マネー」。
私たちが2ヶ月工期にこだわる理由はここにあるのだ。

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大工の腕に左右されない手法で工期が短縮。だからコストダウン

まず普通、品質のよい住宅にしようと思えば、大工さんに時間をかけて丁寧に仕事をしてほしいと思うはずだ。しかし、プロの常識では、腕のいい大工さんほど仕事が速く、出来上がりもしっかりしている。だから品質(大工さんにいい仕事をしてもらうこと)のために、時間をかける(丁寧にしてもらう)ことはあまり関係がない。
下手な大工ほど時間がかかっていることが現実によくある。また腕のいい大工さんが仕事が速いということであれば、CPMでは工期が1ヵ月と短いので、下手な大工では品質が保てないのではないかという疑問が出てくるが、それは大工さんの腕や工期の長さに品質が左右されないよう、材料の全量部品化やCPMを使っているから心配はない。

CPMイメージ
CPMイメージ

工事中の大工さんの行動を分析すると、実際に材料を取り付けたり組立てている時間は、全作業の2割ほど。それ以外の時間は、現場での打ち合わせや採寸でのミスが問題になることがよくある。
CPMは現場でのそうした大工さんの行動を極力なくし、建物を造るだけの作業に集中できる工程を組立てている。そのため短い時間で間違いない工事ができ、品質も維持できるのだ。だから品質とコストの関係を見る場合、大工さんの手間をかければいい住宅が出来るということにはならないので、手間が少ない分コストダウンになる。また、エーアンではCPMの手法によって施工品質が一定に保たれるのだから、建物の価格を決めるのは主に材料のグレードだけとなる。

住宅建築にかかるコストは、材料費と労務費と管理費用などと言われているが、日本では直接的な材料費は、一般的に住宅価格の3割程度でしかなく、それ以外の費用は”時間的コスト”と言われるものであり、現場の労務費を筆頭に、現場管理費、足場や仮説トイレなどのレンタル代、つなぎ資金の金利など、どれをとっても時間が長くかかればかかる程増加する費用である。工期短縮や1ヵ月工期にこだわるのは、こうした費用を極力少なくし、コストダウンを行うためなのである。

CPMでは、品質のための様々な合理化手法が工期短縮を生み、それがコストダウンの元になっている。コストダウンが品質低下を招かない仕組み、それがエーアンのこだわりであるCPMという手法である。

CPMの3つの要素イメージ

CPMでは以下の3つを実現し、適正価格・高品質を実現しています。
(1)強くてムダのないシンプル設計
(2)細部まで徹底した工場加工のプレスカット材の利用
(3)工期短縮のための複数工程の同時進行

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